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おいおい[感動詞]

おいおい

 おいおいとは、呼びかけの語である「おい」を重ねた言葉。使い方も「おい」とほぼ同じで、男性が目下の者を呼ぶときに用いる。「おい」を重ねた分、意味が強まるのかと思えば、むしろ「おい」の鋭さを和らげた言い方で、

目下であってもごく親しい間柄の相手を呼んで、「おいおい、机を掃除しておいてくれ」などと使う。つまり「偉そう語」(造語です。「おい」の項目参照)の「偉そう感」を薄めた言い方である(偉そうなのには違いないが)。

 一方「おいおい」には「おい」とは違う大事な(というほどでもないが)使い方がある。それは、例えば相手が「今日は持ち合わせがないから金は貸せない」などと納得できないことを言ったとき、それを制止するために「おいおい、それはないだろ」などと使う場合であり、通常の呼びかけより使用頻度は高く、使い勝手のよい言葉となっている。しかし、「おいおい」と言ったからといって相手が金を貸してくれるわけでもなく、使い勝手がいいからといって過剰な期待は禁物である。

 (KAGAMI & Co.)

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