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この辞典の使い方(ホーム)>「た」で始まる言葉>だだ漏れの意味、語源
カテゴリー:俗語、隠語、流行語、方言
だだ漏れ
だだもれ
だだ漏れとは、情報等が際限もなく流出すること。つまり、日本の機密情報の現状(そんなんじゃもう「機密」じゃねえし)。
「だだ」は続く語に、ものすごく、めったやたらになどの意味を加える接頭語で、以前は「だだ黒い」「だだ寒い」「だだ辛い」などと使われ、現代では「だだっぴろい」「だだ漏れ」「だだ下がり」などの使用例がある。この語はおそらく、いちずに、ひたすらにという意味の「ただ(只、唯)」が変化しものと思われ、さらに言うなら「ただただ感心するばかりだ」のように、「ただ」を重ねて強調した「ただただ」が言いにくいので略した語とも考えられる。
芸術の潮流のひとつ「ダダイズム」の「ダダ」は、日本語の「だだ」と「めったやたらに」というニュアンスが近いが、あちらの「ダダ」は、これをやり始めた首謀者が辞書にナイフを突き立てたところ、フランス語で木馬を意味するdadaに刺さったといううそくさい話がもとになっているので、日本語の意味と似かよったのはただの偶然といえる。ただ「偶然に似かよった」というところも、「ダダ」らしいといえばいえる。
(VP KAGAMI)
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