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この日本語辞典の使い方(ホーム)>「ひ」で始まる言葉>ひさしぶりの意味、語源、使い方
カテゴリー:挨拶語、感謝、謝罪等の言葉
久し振り、ひさしぶり
ひさしぶり
久し振り(ひさしぶり)とは、以前にそのことをしてから長い時間が経過している状況をいう。「やあ、ひさしぶり」のように挨拶語として、「ひさしぶりに帰郷した」のように述懐にも使われる。「久しい」は長い時間が経過していることを表すが、「振り(ぶり)」が考えてみるとよくわからない。「十年ぶり」「三日ぶり」のように、年月や時間の後に付けて、それだけの時間が経過していることを表すが、それなら「久し振り」は「久しい」だけでも意味は通じる。「ぶり」は「人の振り見て我が振り直せ」や「なりふりかまわず」のように使われ、人の動作やしぐさを表す「ふり(振り)」を接尾語として使う際に濁音化する、いわゆる連濁による語素。つまり「久し振り」の「振り」は、人が行動を起こしたり、なんらかの出来事が生じることを表していて、人と会ったり、帰郷したりすることが「久しい」と言っているわけである。
(VP KAGAMI)