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ハンバーグ

はんばーぐ

 ハンバーグとは、ハンバーグ・ステーキの略で、牛のひき肉を成形して焼いたもの。まれに豚肉や鶏肉を使う場合もある。通常ひき肉には、質の悪い肉を使っているのを隠し、かさ増しするためのいためたタマネギや、肉がほぐれないようにするつなぎと称してはいるものの、実際は質の悪い肉を使っているのを隠し、かさ増しするためのパン粉、卵、他に、たいしたかさ増しにはならないが質の悪い肉を使っているのを隠すための各種スパイスなどが混入されている。洋食店では通常これにデミグラス(またはドミグラス、ドゥミグラスとも発音される)ソースをかけて提供されるが、最近では、しょう油ベースのソースやバーベキューソース、グレービーソースなどをかけたメニューを加えたり、各種ソースで味変を楽しめたりする店が多くなっている。

 しかし、それよりなによりハンバーグ料理の大問題は、注文すると黙ってライスと一緒に出てくること。客のほうも、ハンバーグを単品で頼んで、フランス料理みたいにパンを添える者はほぼ皆無であり、トンカツのように和食化まではしていないものの、単品料理はライスと合わせるのが基本である「洋食」というジャンルの代表作であることは間違いない。

 ハンバーグステーキは、ドイツの都市ハンブルグ(hamburg)が発祥の地だといわれるが定かではない。ただ、その港から出航したドイツの移民がアメリカに持ち込んだ食べ物であることは確からしい。「タルタルステーキを焼いたもの」と紹介されることもあるが、おそらくタルタルステーキが腐りかけたので、やむをえず焼いて他人に食わせたのだろう。しかしアメリカあたりでは、ハンバーグはパンに挟んで食うもの、つまりハンバーガーとして食べるものという固定観念が定着しているらしく、単品でこの料理が提供されることはほとんどないらしい。つまりハンバーグ料理は、日本でごはんという運命の伴侶に出会って、絶滅をまぬかれたとも言えそうだ。

​(VP KAGAMI)

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