top of page
関連用語
ピリオドを打つ
ぴりおどをうつ
ピリオドを打つとは、ものごとに決着をつける、ものごとにひとくぎりつけるという意味。「ピリオド」は「終止符」と訳され、「終止符を打つ」と言っても意味は同じ。ピリオド、終止符は、欧文で文の終わりに付ける記号。つまり和文における「句点」。文の終わりに付ける終止符や句点は、ただ単に一文の終わりを意味するだけで、たいていはその後も文は続くので、「決着をつける」というより「ひとくぎりつける」というニュアンスが強くてしかるべきだが、「句点をつける」という慣用句はなく、「ピリオドを打つ」という言い方は、「終止符」という訳語のせいか、より「終わった感」が強い表現に用いられる。また「終止符」ではなく、「ピリオド」という外来語を用いることで、ものごとが完了したことをおしゃれに表現したり、外来のものごとが終わったことを言ったりする。ある英米文学者が、「戦後十年にピリオドを打たなければならない」といった言い方をしていたことがあるが、これは日本がアメリカに負けたからかもしれない。
(VP KAGAMI)