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三和土、たたき

たたき

 三和土(たたき)とは、住宅の玄関などの土間のこと。日本においては、住宅内において土足が許される場所。つまり、屋内にとりこまれた外部、屋外と屋内の結界ということで、思想家はこういうところからムダな知の迷宮に入っていくわけだが、そんなややこしいことを考えなくても、「玄関の外で靴を脱いで中に入るわけにはいかないからだよ」というひとことで話は終わる。

 三和土は現在、コンクリートまたはモルタルで作られているが、その昔は、土、砂利、石灰に水、にがりなどの凝固剤を加えて混ぜて所定の場所に塗った後、平たいコテのようなもので叩いて平滑にして固めた。そこから「たたき」という名称が生まれた。「三和土」という当て字の方はというと、「土」という字が入っているように、たたきに使う材料のことを言っているようで、土、砂利、石灰という三種類を混ぜて和合させたものだから、というのが定説のようだ。(VP KAGAMI)

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