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関連用語
内憂外患
ないゆうがいかん
内憂外患とは、内側にも外側にも憂慮すべき事象があるという意味だが、主に政治の世界で、国内外の悲観的な事象についていう場合が多い。つまり国内のバカと国外のバカが同時に問題を起こしているような状況をいう(まあ、いつものことかもしれないが)。
「内憂外患」は、中国の戦国時代から漢代にかけて成立した『管子』に「非有内憂、必有外患(内憂か外患のいずれかである)」とあるのが見えるが、四字熟語として用いられるようになったのは清時代のようで、使用量としては日本のほうが多いかもしれない。特に幕末の動乱期には、さまざまな文書に「内憂外患」の文字が見え、これほどこの四字熟語が似合う時期もないだろう。
(VP KAGAMI)
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