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関連用語
小手先
こてさき
小手先とは、手の先で軽くかたづけられる技能をいい、スポーツの試合などで「小手先の技は通じない相手だ」などと用いる。例文の場合、横綱相手に下位の力士が猫だましだのけたぐりだのといった小技(ご存じなくて興味ある人は各人調べておくように。ご存じなくても興味ない人はスルーで)を繰り出しても勝てないと言いたいわけだ(だからといって、堂々と正面から挑んでも負けるに決まっているのだが)。近年では横綱がこの種の技を披露して、こんなこともできるんだぞというところを見せつける場合があるが、そんなことをすると弱い相手に失礼だというので厳しく叱責される(大関くらいなら、「まあ、あいつならたいして強くないから、しょうがないか」と大目に見られることも多い)。
小手先は、手の端の方または手や指の使い方を意味する「手先」に、ちょっとしたという意味を添える「小」を加えた言葉。腕の先、手首と肘の間を意味する「小手」+「先」という組合せも考えられるが、「小手」そのものに手先の意味があるので、これに「先」を加えてもあまり役に立たない。手先、指先でちょこちょこっと片付けられる仕事が「小手先」である。(VP KAGAMI)
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