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関連用語
戦戦恐恐、戦戦兢兢、戦々恐々
せんせんきょうきょう
戦戦恐恐、戦戦兢兢、戦々恐々とは、おそれつつしむさま、おそれて臆病になっているさまをいう。「新大統領の就任に関係諸国は戦々恐々としている」(誰とは言わないが……といっても、みんな知っているが)のように使う。古代からある漢語で、日本でも奈良時代の文献にすでに採り入れられている。戦争の「戦」は「おののく」とも読み、恐れてふるえるという意味。「恐」も恐怖を感じてびくびくするという意味だが、「戦戦恐恐」は古くは「戦戦兢兢」と書き、「恐」の字を使うようになったのはごく最近のようだ。「兢」は競争の「競」の字に似ているが、「兄」の上が「立」ではなく「十」。どちらももとは、二人が並んで神に祈る姿を表しているそうだが、競争の「競」は競い合う(「オレがいのっているんだから、じゃまするんじゃねえ」みたいな? 違うか)、戦戦兢兢の「兢」は神をおそれつつしむという意味に分化したのではないかと考えられている。
(VP KAGAMI)
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