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この辞典の使い方(ホーム)「て」で始まる言葉>手が切れるの意味

カテゴリー:慣用句

手が切れる

てがうしろにまわる

 手が切れるとは、それまで付き合っていた人や組織と関係がなくなるという意味。「組織との手が切れました」と言う場合、「組織」は互助会でも労働組合でもよいわけだが、たいていは極悪非道な組織のことを指している。つまり「手を切りたい」といっても、簡単には許してもらえず、巨額な金を積んだり(手切金というやつですな)、ほんとうに指の一本くらい切る覚悟で臨まなければならないのが「手が切れる」だといえる。

「手が切れる」は、手を包丁で切ってしまったとか、手がターミネーターみたいに(液体金属のヤツです)刃物になるといった解釈が可能だが、この場合の「手」はお手々つないでいた手のことで、その手が離れるというのが「手が切れる」。ただ「離れる」ではなく、「切り」離してもう関係修復できない(したくもねえ)というのが「手が切れる」の本意ではないかと考える。(VP KAGAMI)

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