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この日本語辞典の使い方(ホーム)「し」で始まる言葉>新規撒き直しの意味

カテゴリー:慣用語

カテゴリー:経済、ビジネス

新規撒き直し

しんきまきなおし

 新規撒き直しとは、最初からやりなおすこと。「会社は新社長を迎えて新規撒き直しを図ったが、結局倒産しました」などと使う。現状をリセットして最初からやり直すという意味合いの強い言葉だが、パソコンみたいにリセット後簡単に回復できるわけではなく、多くは厳しい現実に直面することとなる(新社長は事業整理のために送り込まれたに違いない)。「まきなおし」は、延びてしまったゼンマイをもう一度巻く(例えが古いが、しょうがない)という「巻き直し」でも通じるような気がするし、その意味で理解している人もそこそこいそうだ。しかし、この「まきなおし」は作物の種を「撒く」の「撒き直し」で、育たなかった農作物を撤去して、新たに種を蒔くという意味となる。、考えてみればゼンマイを「巻き直す」では、つぶれそうな企業にただじゃぶじゃぶ補助金を注入するとか、根性おやじみたいなヤツが「おまえらの努力が足りないんだよ、夜討ち朝駆けやらんかいっ」とどなりちらすようなもので、なんの展望も見られないのである。(VP KAGAMI)

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