関連用語
痩せの大食い、やせの大食い
やせのおおぐい
痩せの大食いとは、痩せているのに大食であることをいう。大食いなのに痩せている人を不思議に思って言ったのがこの言葉であろう。確かに痩せている大食家は、食べたもののエネルギーが運動エネルギーにも知的エネルギーにも転化したように見えず、それがどこへ消えてしまったのか謎であり、人体の神秘を感じさせる現象ではある。
また「痩せの大食い」は、痩せている人が太っている人ほど大食でなくても、相対的に多量に食べたように感じられるためか、あるいは痩せていて小食の人があたりまえすぎて影が薄いためか、「痩せている人ほど総じて大食である」という意味でも言われる。
ところで、「痩せの大食い」は科学的に事実かどうかわからないが、「デブの早食い」というのは統計的な事実であるらしい。日本人を対象としたある調査によると、自分を早食いであると自覚している男性の平均体重は、そうでない男性より7kg重かったという。ラジオの「健康の科学」みたいな番組でその調査結果を報告していたので、耳を傾けていた私は、なぜ早食いの人が太る傾向にあるのかそのメカニズムを推測でもいいから聞きたかったのだが、統計調査の正しさなどの説明が延々と続き、なかなか私が聞きたかったことの説明に入らない。20分番組だったので、クライマックスにその説明をする予定だったのかもしれないが、私は忙しかったので途中で聴くのをやめた。早食いの人は満腹を感じる前に大量に食物を摂取してしまうので太りやすいのでは、と私などは考えるが、番組の途中で、早食いの人はいっきに食物を摂取するので糖分が多量に吸収されやすく糖尿病のリスクが高いと言っていたが、そんなことも関係があるのかもしれない。この番組を最後まで聴かなかったのことが心残りである(最後までデブの早食いのメカニズムの説明がなかったら、ブチ切れていたかもしれないが)。
(VP KAGAMI)