食が細いとは、食べる量が少ない、少食であるという意味。もちろん麵類ばかり食べているという意味ではない。「食が細い」は、食いたいのを我慢してダイエットしている女子については言わず、普段から食事量が少なく、体もやせ細っている人について、「無理してももっと食べた方がよい」という親ごころ（というか、相撲部屋の親方ごころ）から発する場合が多い。したがって、食事量が少なくても、まるまる太っている人に対しては言わず、言ったとしてもたいてい「意外に」という前置きが置かれる。周囲の人々は「んなわけねえだろ、陰でこそこそ大食いしているはずだ」と疑いの目で見ているに違いない。（VP KAGAMI）

• 痩せの大食い