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関連用語
骨を埋める
ほねをうずめる
骨を埋める(ほねをうずめる)とは、死ぬ、死んで埋葬されるということだが、ある地域で死んんでその土地に埋葬されるという意味が強く、さらには異郷へ行って死ぬまでその土地で生活する、その土地を愛してずっと住み続けるといった意味合いを含んで語られる言葉である。例えば「ハワイに骨を埋める覚悟で行ってまいります」のように使うが、この人の発言には悲壮感がただよっているように、最近の「老後はハワイで過ごす」みたいなのんびりした気分ではなく、その昔、職を求めてハワイに船出していった日本人の決死の心境を語るにふさわしい。
中国語で「埋骨」も埋葬するという意味で、ある土地(主に異郷)で死ぬことを表すのに使うが、昔から世界に飛び出して(追い出されて?)その土地で生涯を過ごす人が多いせいか、日本人のように他の国に行って死ぬことにあまり抵抗がないようで、それほど感傷的な使い方はされないようだ。
「骨を埋める」は、その土地を愛してずっと住み続けるという意味から、一つのことに生涯をささげるという意味でも使われる。ただ、例えばある研究に生涯をささげる意思を表す際にも、「大学に骨を埋めるつもりです」のように「場所」を使うことが多い。この場合、大学で誰かを殺してキャンパスにその骨を埋めるつもりだと言っているわけではないので注意したい(誰もそんな風には受け取らないだろうが)。
なお、「埋める」は「うずめる」と読む。「うめる」と読むと、先の例ではないが、本当に大学で誰かを殺してキャンパスにその骨を埋めることになりかねないので要注意である(「うずめる」と「うめる」の違いは、「埋める」の項目をご覧下さい)。
(KAGAMI & Co.)
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