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この辞典の使い方(ホーム)「お」で始まる言葉>驚き桃の木山椒の木の意味

カテゴリー:慣用句

 

驚き桃の木山椒の木

おどろきもものきさんしょのき

 驚き桃の木山椒の木とは、「おどろき」を「おどろ木」と見立てた語呂合わせで、桃の木と山椒の木を続けたもの。辞書によると、驚きの表現として使う言葉だそうで、ネットには「キミの読書感想文が特選を取ったなんて、驚き桃の木山椒だね」といった例文が見られるが、いまどき誰もそんなこと言わねーよ!……という、レトロ感ただよう言葉である。そもそも人間、ほんとうに驚いたときは「驚き桃の木山椒」なんて言っている余裕はないはずで、「驚いた」と言いながら、実はたいしてびっくりしてもいないときにこんな言葉が使われたのではないかと思われる。「桃の木」と「山椒の木」がなぜ持ち出されたのかはよくわからないが、昔、路上の物売りがこんな売り文句を使っていたという話もあり、だとすれば、フーテンの寅さんが言う「結構毛だらけ猫灰だらけ」の猫はなんで灰だらけなんだと疑問を持つようなもので、なぜ桃の木山椒の木なのかなんて考えるだけヤボというものである。(KAGAMI & Co.)

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