アメリカンフットボール（略称アメフト）は、19世紀にサッカーやラグビーをもとにアメリカ合衆国でルールが定められ、いまや同国で最も盛んになった球技。サッカーやラグビーのように、点が入るのか入らないのか、どちらが優勢なのか不利なのか、あいまいな時間がだらだらと過ぎるのを嫌い、小刻みに成果を求めるアメリカ人の気質にぴったり合ったスポーツである。

　アメリカンフットボールは合衆国以外ではあまり普及していない。このスポーツのルールは日本人の気質に合わないでもなく、大学生や社会人のリーグがあるが、なにせ日本は、頑丈なうえに身軽でよく走れるデブ（さらに言えば、その図体で金を稼ごうとする気概のあるデブ）の人材不足なので、アメフトへ回す余裕がなく、本場へ渡って活躍できる選手もいないので、応援する方もいまいち盛り上がらないというのが現状である。ヨーロッパで流行らないのは、クリケットやラグビーを発明したイギリス人が、それらをパクって勝手にルール変更を加え、プロスポーツとして成功させたばかりでなく、露出度の高いねえちゃんたちに応援させたりして、とても楽しくショービズ化しているのをねたんで、いっさい受け入れようとしないからではないかと思われる。（KAGAMI & Co.）