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端くれ、はしくれ

はしくれ

 端くれの「くれ」は、「土塊(つちくれ)」などと使うように、小さい塊(かたまり)をいう。端くれとは、木材などの端っこの部分、つまり切り捨てた木っ端のようなものをいい、慣用語として、あるグループの端っこに属している(なんとか属させてもらっている)一人であるという意で、「私も政治家の端くれですから、政策の立案にも携わっています」などと謙遜して使う。この言い方は、われわれ日本人から見れば、かなり堂々とした「政治家宣言」に聞こえるが、謙遜表現になじみのない外国人には「あー、あの人はなんの影響力もないちんけな小物なんだ」とありのままに受け取られるであろう。(KAGAMI & Co.)

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