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この日本語辞典の使い方(ホーム)>「し」で始まる言葉>しこたまの意味、語源
カテゴリー:副詞、助詞、接頭語、接尾語
しこたま
しこたま
しこたまとは、たくさん、どっさり、という意味。「しこたま稼いで家を建てた」などと使うが、やや古くさい表現で、若いおねえさんが「しこたま儲かっちゃった」などと言っていると、激しい違和感を覚える(つまり、そのような言葉が使われることはない)。
語源については、ネットの語源辞典では九州の方言で、強調の「しこ(しか)」と「たんまり」の「たま」の組み合わせせから来た言葉だとしている。一方、『大言海』は、遠江(とおとうみ)というからいまの浜松あたりの方言で、「しごくたま」という語を例としてあげている。古語辞典には江戸初期の「しこ溜め(しこため、または、しこだめ)」という語が見え、金などをたくさん溜めること、横領することなどの意味だとする。「えげつなく(=しこ、醜)溜めること」という意味あいだろうか。現在の用法から考えると、「しこ溜め」がなかなか好ましいが、好みで語源は選べないのでまあ、語源には諸説ありとしておく。(KAGAMI & Co.)
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