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関連用語
一国一城の主
いっこくいちじょうのあるじ
一国一城の主とは、ひとつの国を領し、ひとつの城を有する統治者、つまり大名のこと。しかし、戦国時代の大名は「一国一城」などとケチくさいことは言わず、他国をどんどん侵略し、城もあちこちに建てまくっていたので、これは江戸時代、徳川幕府の命令により、他国との騒動が禁じられ、一城のみを置くことが許された大名、つまり飼い慣らされた大名を言ったものである。
いま「一国一城の主」は、一家の主人が「マイホームを持って、家族を養っている者」と、また、中小企業の社長が「規模は小さいが、他に従属せず独自の経営を貫いている者」と言うつもりで、自慢げに語られるのが常となっているが、もとの意味を考えると、「ショボい領地だけれど、それなりに苦労してます」と言っているようなものだから、あまり偉そうな顔をするのはほどほどにしたほうがいい。(KAGAMI & Co.)
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