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三枚におろす

さんまいにおろす

 三枚におろすとは、魚の調理において、中骨とその両側の二枚の肉の三つの部分に切り分けるという意味。正確に言えば、「二枚と一本におろす」になろうが、「江戸っ子がそんな気の長いこと言ってられるけえ」ってえことで、そんな言い方になったのではなかろうか。

「三枚におろす」に対して「二枚におろす」というおろし方もある。これは中骨付きをつけた片身と、骨なしの片身の二枚に切り分ける方法をいう。そこで「二枚におろす」で笑い話をひとつ。「『司(つかさ)』という字はどう書くの」と尋ねられた魚屋が答えるには、「『同(おな)じく』という字を二枚におろして骨付きのほう」。

​(VP KAGAMI)

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