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下駄を預ける

げたをあずける

 下駄を預けるとは、仕事や決断を他の人に任せるという意味。「部下の処遇については下駄を預けられた格好だったので、頭にきて、端から首を切ってやった」などとヘンリー・ミラーみたいなことを言うときに用いる。仕事を任せるという意味では、「丸投げする」に近いが、「丸投げ」が最初からやる気がなくて全部他人に預けるときに、「下駄を預ける」はある程度まで自分でやっていたが(下駄を履いて歩いていたが)、手に負えなくなって他の人に押しつける、あるいは最終的判断を他人に任せるといったときに使われる。

 下駄を他人に渡してしまうと、自分は歩けなくなるので(はだしで歩け、などという皮肉はよせ)、「後は他人まかせ」というこの言葉が生まれたようだ。(VP KAGAMI)

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