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触らぬ神に祟りなし

​さわらぬかみにたたりなし

 触らぬ神に祟りなしとは、めんどうな相手には関係せず傍観しておけということわざ。すなわち、「逆鱗に触れた」人が自戒の念をこめて他の人に勧める生き方。その「触っちゃった神」のお怒りぶりがどの程度か知らないが、「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」結果になる可能性もあり、「触らぬ神に祟りもご利益(りやく)もなし」とするのが妥当ではないだろうか・

 似た言葉に「敬して遠ざける」があるが、こちらが相手を敬ってはいるが(敬っているフリはしているが)、相談をもちかけたりするとなにかとうるさく小言を言ってくるので近寄らないという意味あいであり、相手を少しバカにしている雰囲気があるのに対して、「触らぬ神に祟りなし」はマジで相手にビビっている場合に用いられる。キレやすい親分さんに対する子分の態度としてどちらが正しいかはいうまでもないだろう。(VP KAGAMI)

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