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この辞典の使い方(ホーム)>「つ」で始まる言葉>積もる話の意味
カテゴリー:慣用語
積もる話
つもるはなし
積もる話とは、語られずに心中に堆積している話という意味。なぜ語られないかというと、主に語る相手がいないからであり、というのは、その話の内容が、その「相手」に関する話、「相手」との交流に関する話、または、その「相手」でないと語ってもあまりもりあがらない話だからである。要するに、久しぶりに出会った肉親や友人について、その肉親や友人と交流していたころの話、また、会わなくなった後の身の上話などがそれである。そして「積もる話」という語は、そんな堆積した話がようやく語られようとする状況で持ち出される。すなわち「久しぶりだね。今夜は飲み明かして積もる話に花を咲かせよう」といった調子。しかし、そんなプライベートな話は他の人はあまり喜ばないので、大勢の前で何十年ぶりかに出会った肉親がお互いを懐かしんでいると、「積もる話もございましょうが、それは後ほどごゆっくり…」などと、司会進行役に後回しにされたりする。(KAGAMI & Co.)
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