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関連用語
あざとい
あざとい
あざといとは、ずるがしこく憎らしいという意味。例えば、ふだんしれっとしている子どもが、ポケモンカードを買ってほしいときだけ、親に対して甘えた顔を見せるといった、そのような態度を「あざとい」という。つまり、ずるがしこくはあるが、やり方が見えすいていて、子どもっぽくあさはかであり、それゆえ憎めない、いきおいカードを何枚も買い与えてしまうというような、一連のストーリーが想像できる態度が「あざとい」である。
成人の場合、女性が男性に対してこの態度をとりがちであるが、その女性は計算高いか天然かのいずれか、あるいはその両方かと考えられる。前者の場合は正味ずるがしこい人物であり、後者の場合はただのおバカであり、両方である場合はずるがしこいおバカということになるが、どれであったとしても大半の男性がまんまとたらしこまれることには変わりはない。
「あざとい」の「ざとい」は、理解力が高い、賢いという意味の「聡い(さとい)」と考えられるが、「あ」については、ただの接頭語だとも、「浅い」で「あさざとい」の略が「あざとい」だともいわれる。「あざとい」は、江戸時代中期にあらわれた言葉だが、当時は「思慮が浅い」「あさはかである」という意味で使われていた。また、現在の使い方でも、やり方が見えすいているという意味合いを考えれば「浅い」説がごもっともと考えられる。
(VP KAGAMI)
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