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この日本語辞典の使い方(ホーム)「つ」で始まる言葉>つまみ食いの意味、語源

カテゴリー:食文化、料理、食品、食材

カテゴリー:慣用語

つまみ食い

つまみぐい

 つまみ食い(摘まみ食い)は、食べ物を指先ではさんで持ち上げ、食べる行為をいう。しかし、フライドポテトや枝豆などをつまんで食べる行為は「つまみ食い」とは言わない。「つまみ食い」は、そのようにつまんで食うことがマナーとしてよろしくない場合に使われる。例えば、いま調理中でまだ食卓に饗されていない料理をつまんで食べる行為、食卓に並んでいる料理の中から自分の好きな食材だけを選んで食べる行為などをいう。

「つまみ」は上記のように「つまむことを」をいうが、簡単な酒の肴のことでもある。しかし「つまみ食い」はその「つまみ」を食うという意味ではない。酒のつまみは食われるために出されるので、つまみを食うというだけでは、なんの例えにもならないからだ。

「つまみ食い」はネガティブな表現ではあるが、誰にでも覚えがあり、笑ってゆるされるいたずら程度の行為である。そこから、公金などをバレないように少しずつ自分のポケットに入れる行為や、多数の異性と遊びで関係を持つ行為など、たいして犯罪性もないし非道徳的でもない、誰にでも覚えがあり、笑ってゆるされる程度の行為(んなわけ、ねえだろ)について慣用的に使われている。

​(VP KAGAMI)

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