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関連用語
ねじを巻く、螺子を巻く
ねじをまく
ねじを巻く(螺子を巻く)とは、ゆるんでいる気持ちを引き締めて活力を与える、元気づけるという意味。ゆるみきった気持ちを立て直す場合は「ねじを巻き直す」などともいう。「たるんでいる選手のネジを巻き直してやったのです」などと、暴力行為で聴取を受けた監督が弁明したりするように、「ねじを巻く」程度ではおさまらない手荒な手段が用いられることが多い。
「ねじ(螺子)」は、螺旋状の溝のついた工業製品で、部材同士を締め付けるのに用いるので、ゆるんだ気持ちを引き締めるという意味には通じるが、活力を与える、元気づけるという意味を表すのは難しい。この場合の「ねじ」は、古い掛け時計やオモチャの動力として使われていたゼンマイ(金属製の渦巻き状のバネ)のことで、ゼンマイ自体は螺子の形状とはほど遠いが、ゼンマイを巻くときにネジ穴のようなところに金具を差し込んで回す動作を「ねじを巻く」と言っているのだと考えられる。
(VP KAGAMI)
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