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ぶち壊し

ぶちこわし

 ぶち壊しとは、正常なものごと、順調に進んでいるものごと、完成したものごとをだめにすること。「バカが騒ぐのでロマンチックな気分がぶち壊しになった」「バカなタレントのひと言が番組をぶち壊しにした」「バカな指導者のおかげで経済がぶち壊しだ」などと使う。つまり定義しなおせば、「ぶち壊し」とは、バカがものごとをだめにすること。

「ぶち」は「打ち」の転訛なので、「ぶち壊し」は「打ち壊し」つまり、打って壊すことをいう。「打ち壊し」といえば、江戸時代に庶民が徒党を組んで領主や商人の家宅を破壊し、米や金品を強奪した活動をいうが、その影響があるせいか、類似の「だいなし」などと比べて「ぶち壊し」は、手荒い壊し方、再起不能な破壊のされかたをいう場合が多い。つまり定義しなおせば、「ぶち壊し」とはバカがものごとを壊滅的ににだめにすること。

​(VP KAGAMI)

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