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わからず屋、分からず屋

わからずや

 わからず屋、分からず屋とは、ものの道理が理解できないこと、他人の忠告や頼みごとを聞き入れないこと、また、そういう人。「お父さんはわからず屋だから、なにを言っても聞いてくれない」などと、輪をかけてわからず屋の息子(娘でもいいが)がぶつくさ言っている。

「がんばり屋」「気取り屋」「仕切り屋」などと性格や性向を表すのに使われる「屋」は本来、「八百屋」「魚屋」「酒屋」のように小売店の職種を表す接尾語。性格を表すのに使用される場合は、もっぱらその性格が表にあらわれていて、ショーウィンドウに商品を飾って売っている専門店のようだと言いたいわけである。つまり「わからず屋」は「売るほど『わからず』な人」。

​(VP KAGAMI)

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