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コシ、腰

こし

 コシ(腰)とは、麵類の弾力性を表現する言葉。近年、麵類はコシが強い、つまり、弾力性が強く噛み応えがあるものをよしとする傾向にあり、その評価基準になっているのは讃岐うどんだ(注:ただの個人的な思い込みです)。讃岐うどんの弾力性と噛み応えを10点満点とし、煮込みすぎてやわらかくなってしまったものや、固くてぼそぼそしているものなどは、程度によって評価点が下がる(注:ただの個人的な決めつけです)。

 麵類のコシは、人体の一部である「腰」に同じ。人体の腰は、重いものを持ち上げたり、押して動かそうとするときなどに大きい負荷のかかる部位であることから、「ねばり腰」「二枚腰」のように、何かをするときの意気込みや持ちこたえる力などを表現するときに用いる(実際は、「弱腰」「へっぴり腰」「及び腰」「逃げ腰」のように、「腰」の弱さを表す慣用語が多いが)。麵類の腰も、まさに「ねばり腰」で表されるような、持ちこたえる力を表しているといえるだろう。

​(VP KAGAMI)

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