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ミディアムレア

みでぃあむれあ

 ミディアムレアとは、ビーフステーキの焼き方のうち、表面を軽く焼いただけの生焼け状態である「レア」と、よく焼きの「ウェルダン」と「レア」との中間の焼き方である「ミディアム」との、さらに中間の焼き方であり、火傷でいえば2度の焼き方(注:レストランで「2度で」などと注文してもウェイターは理解できません)。ステーキ屋に行って注文するとき、脳みその足りないアニマルのような「レア」派とも、肉のうまさを知らない味音痴の「ウェルダン」派とも、どっちつかずの優柔不断な「ミディアム」派とも見られずにすむ、無難な注文のしかたである。

 赤みの強い肉では確かにナマに近い状態のほうが肉の味がよくわかってうまいが(その肉そのものがうまければの話だが)、サシがたっぷりはいった和牛の場合、脂身が溶けるくらいそこそこ焼いた方がうまいのではないかと思う。しかし残念ながらそれを試す機会がないので(貧乏なのと、ステーキ屋で「よく焼いて」という度胸がないので)、仮定の話に留めておく。

​(VP KAGAMI)

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