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関連用語
三味線を弾く
しゃみせんをひく
三味線を弾くとは、相手を騙すような発言をする、いい加減なこと言うという意味。「三味線」だけでも同じ意味で使われる。「弱みを突かれたが三味線を弾いてごまかした」「あいつのはいつもの三味線だからスルーしておけ」など。「三味線を弾く」または「三味線」でなぜそのような意味になるのか、ちょっと考えただけではよくわからないので、使用例はあまり多くない。
三味線は日本の音曲の伴奏として使用されるので、「三味線を弾く」はその文字ヅラ通り、三味線で歌の伴奏をするというだけの意味が本来。義太夫や浪花節の三味線は、歌や語りに調子を合わせなければならない。そこから、相手の話に調子を合わせるようなふりをして、勝手な話をしてこちらのペースに巻き込むようにする意味に変化したのが「三味線を弾く」。まわりくどい変化で本意が伝わらないのも無理はないが、私見では、三味線をうるさくかき鳴らすようにしゃべりまくり相手をだまくらかすといった意味合いも含まれているように思われる。(VP KAGAMI)
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