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先を争う、先をあらそう

さきをあらそう

 先を争うとは、人に負けないように急ぐ、という意味で、「デパートのオープンと同時に先を争って特売場に走った」のように用いる。陸上のトラック競技などはまさに「先を争う」ゲームであるが、このようにそれがルールとして定まったあたりまえの姿であるなら、わざわざ「先を争って走っています」などと言ったりはしない。普段は見られないところにそのような現象が現れた場合、つまり、冒頭のケースのように行列や順番待ちから解放された人々の姿などがその対象となる。他の人と競争せず、ただ忙しいだけなら「先を急ぐ」といい、めんどくさいヤツにつかまった場合の逃げの文句として使われる。(VP KAGAMI)

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