切った張ったとは、刃物などを使った暴力沙汰のことをいう。特に、肩で風を切って歩いているような方々が「切った張ったの人生だった」などと、生涯を振り返って自慢するようなときに使うように、一件の暴力沙汰というより、生涯かけてそのような行為をやりつづけたり、大がかりで出入りなどの表現に使われることが多い。本来は切ったり張ったりするという意味で、コンピュータのパクリワザ「コピペ（コピー・アンド・ペースト）」に準ずる「カット・アンド・ペースト」を訳すとまさに「切った貼った」になる、しかし、「切った張った」はそんななまやさしい話ではなく、「切る」は刃物で切ること、「張る」は平手でたたくことであり、要は犯罪行為である（カット・アンド・ペーストも使いようによっては犯罪行為になるが）。

​（VP KAGAMI）