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この辞典の使い方(ホーム)>「み」で始まる言葉>味噌も糞も一緒、糞も味噌も一緒の意味
カテゴリー:慣用句
味噌も糞も一緒、糞も味噌も一緒
みそもくそもいっしょ、くそもみそもいっしょ
味噌も糞も一緒、糞も味噌も一緒とは、性質や価値の違いの大きいものを一つにすること、そのような考えをいい、「私が若いからといって無視するなんて、味噌も糞も一緒にするな」のように批判やネガティブ表現で主に使われる。「玉石混交」と似た意味だが、例えば、今年度の新入社員を見渡して「玉石混淆だな」と言うことはあっても、「糞も味噌も一緒だな」とはさすがに言わない。なぜなら、発言者は「玉石混交」については「玉」のほうに重点を置いているのに対して、「味噌も糞も…」は「糞」のほうに重点が置かれているからだ。新入社員に対して「玉」もありそうだと期待するのが「玉石混交」であり、「味噌も糞も一緒にするな」とお怒りの若い者は、「オレはクソじゃねえ」と言っているわけである。
この言葉が使われ始めたのは江戸時代後期で、当時は「糞も味噌も一緒」と「クソ」が先に来る。「ミソ」が最初に来るバージョンは昭和になってから現れたようだが、その理由はよくわからない。たぶん「クソ」を最初に言うのに抵抗があったのだろう(まあ、どっちでもいいような話ではあるが)。
(VP KAGAMI)