女房を質に入れても、女房を質に置いても

にょうぼうをしちにいれても、にょうぼうをしちにおいても

　女房を質に入れても、または、女房を質に置いても、とは、大事なものを担保にして金を借りてでも、という意味で、どうしても買いたい、手に入れたいという強い要望を表す言葉。妻を人質に差し出す（たいていはつまらないものを買うために）行為、しかもその人を質草という物扱いする観点、さらにその人質が女性であるという点、そもそも質（しち）というシステムが現在あまり活発に機能していないところなど、あまりにツッコミどころが多すぎて、現代では使用が許されそうもない言い草である（実際、一般の辞書にさえ載っていない）。（VP KAGAMI）

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