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この日本語辞典の使い方(ホーム)「み」で始まる言葉>実るほど頭を垂れる稲穂かなの意味

カテゴリー:慣用句

 

実るほど頭を垂れる稲穂かな

みのるほどこうべをたれるいなほかな

 実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かなとは、稲の穂に実が入ると垂れ下がるように、人は知識や素養が深まるほど礼儀正しくなるものだということわざ。というか、地位が上がるほどふんぞり返るヤツがあまりにも多いので、「少しは稲穂を見習えよ」というお小言であり、また、地位が上がって偉そうにしているのは実は中身がともなっていないからだという警句でもある。

「実る稲穂は頭(こうべ)垂る」という言い方がもとにあるようだが、それを語呂よく川柳風にアレンジしたのがこのことわざといえる。辞書には「実るほど頭(あたま)の下がる稲穂かな」という形で多く載っているが、これだと稲穂(偉い人)に対する人間(下っ端)の頭が下がるとも受け取れるので、あたりまえの日常風景すぎてご教訓にはならない。とはいえ、言われなければ、そんなひねくれた解釈をする人もいないし、この種のことわざはどれが正解というものもないので、お好きなバージョンをお楽しみください。(VP KAGAMI)

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