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この辞典の使い方(ホーム)「つ」で始まる言葉>慎む、謹むの意味、語源

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慎む、謹む

つつしむ

 慎む(謹む)とは、行動を抑制するという意味。「言葉を慎め」は、お偉いさんに対してタメ口きくな、「酒を慎め」は、そんなに飲んでるといっちゃうから(いろいろな意味で)から少なめにしろということ。

「つつしむ」は「つつむ」と「しむ(しめる)」からなる言葉だそうだ。「つつむ」は「包む」と同じで、ホンネや欲望を自分の内に閉じ込めるということ。「慎む」で「つつむ」と読む古語もあり、人目をはばかる、気兼ねするという意味で使われていた。「しむ」は気を引き締めるの「締める」と同様、精神を緊張させるという意味。したがって「つつしむ」は、ホンネや欲望が表に現れないよう緊張感を持って行動を抑制するという意味となり、「自粛」「謙遜」「恐縮」が大好きな日本人好みの行為となる。

​(VP KAGAMI)

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