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この日本語辞典の使い方(ホーム)「て」で始まる言葉>手取り足取りの意味、語源

カテゴリー:慣用語

 

手取り足取り

てとりあしとり

 手取り足取りとは、指導者が生徒を丁寧に教え導くことをいう。習字の学校などで、先生が生徒の手を取って練習させるイメージを言い表した言葉かと思われる。しかし、習字の学校に限らず、習いごとで先生が足を取って指導することはあまりない(バレエや空手では少しはあるかもしれない)。また、相撲の「足取り」という決まり手は相手の不意を突く技で、横綱・大関らが進んで行うべきものではないとされている。さらに、「足をすくう(卑劣な手段で他人の邪魔をする)」などという言い方もあり、「足を取る」という行為はあまりよい印象を持たれてはいない。したがって「手取り足取り」の「足取り」は語呂のよい付け足しで、懇切丁寧に指導することを強調したものと考えられる。

​ (VP KAGAMI)

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