top of page

この辞典の使い方(ホーム)「ふ」で始まる言葉>札付きの意味

カテゴリー:慣用語

カテゴリー:法律、税制、犯罪

カテゴリー:経済、ビジネス

札付き

ふだつき

 札付きとは、定評があること、知れわたっていること。主に悪評が高い場合に「札付きのワル」などと用いる。

「札」は、神社の御札や値札などと使うように文字や絵が書いてある紙、木などの小片をいう。つまり、カード。「札付き」は札が付いていることという意味だが、もちろんキョンシーについてなにか言おうとしているわけではなく、商品に値札が付いていることを言う。昔は商品に値札を付けず、言い値で価格が提示されたが、江戸時代に三井家の越後屋が、掛値なしの値段(つまりぼったくっていない値段)を札に書いて提示したことから、商品の「札付き」がはじまった。この札を付けたこと自体「正規の値段を堂々と示しているんだぜ」という店側のプライドを示しているのだが、それを強調する意味で正しい値札が付いていることを「正札(しょうふだ)付き」と言った。そこから、虚偽や誇張のない商品や、よい評判が定着している人などについて「正札付」という言葉が慣用的に使われるようになった。一方、ただの「札付き」は、越後屋以後、いい加減な値札を示す店が現れたせいかどうかは知らないが(代官様と仲のいい越後屋みたいに)、悪い評判が定着している人について言われるようになった。(VP KAGAMI)

関連用語

bottom of page