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この辞典の使い方(ホーム)「は」で始まる言葉>波紋が広がる、波紋を広げるの意味

カテゴリー:慣用句

 

波紋が広がる、波紋を広げる

はもんがひろがる、はもんをひろげる

 波紋が広がる、波紋を広げるとは、ひとつの出来事や行為が多方面に広く影響を与える、という意味。「タレントの不祥事に各方面で波紋が広がっている」「大臣の失言は波紋を広げている」などと使う。

「波紋」は、池などにものを落とすとその場所を中心に連続した輪状の波が広がる現象をいう。ここで重要なのは、最初の一擲が小さい衝撃であること(自動車が池に飛び込んでも波紋は広がるが、そんな状況では「おー、広がってるなあ」などと落ち着いて波紋を観察している場合ではない)。つまり「タレントの不祥事」も「大臣の失言」も、やらかしたその時点では「やっちゃったー」とか「大臣、またかよ」程度の小事と見られていたものが、SNSが大炎上し、最終的には芸能界追放とか大臣辞任というような大事(見物人からすればたいした波紋ではないが)に発展してしまった状況が想像できる。

​(VP KAGAMI)

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