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真に受ける

まにうける

 真に受けるとは、本気にする、他人の言うことを真実だと思い込む、という意味。つまり、日本のマスコミやその受け手の、海外の政府やマスコミの報道に対する態度。他の国々でも、自国を称賛する他国の報道は真に受ける傾向が強いが、日本の場合、日本を非難する報道、他国のお国自慢報道(それに比べて日本はダメ、みたいな)などまで(というか、まさにそちらの方を)真に受けるという人の良さが特徴。他国が日本を称賛する報道を真に受けている人をお人よし扱いしている評論家も、他国が日本をけなしたり、貶めたりする報道は真に受けるというお人よしぶりを発揮している。

 芸能界で「真に受ける」とは、大阪の芸人が得意とするノリツッコミ芸において、「ノリ」の段階で行われる演技。つまり、「電話ですよ」と差し出されたバナナを受け取って「もしもし」と話しかける行為をいう。また、落語が観客に対して「落語家の言うことを真に受けちゃいけませんよ」と常に口にする注意喚起。

​(VP KAGAMI)

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