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眼鏡に適う

めがねにかなう

 眼鏡に適うとは、評価基準に適合するという意味。主に権威ある人や目上の人に認められる場合に用いられるので、目下の者がこの言葉を使う場合は、目上の人をよいしょするために「眼鏡」に「御」をつけて「ヤツは社長のお眼鏡にかなって出世した」などと嫉妬心丸出しで言う。

 眼鏡(めがね)というと、誰もが視力補正の装身具を真っ先に思い浮かべるが、「眼鏡違い」「眼鏡が狂う」のように、人や物の価値を見定めることの意味でも使われる。「人や物の価値を見定める」なんてことを偉そうに行えるのは権威のある人物や目上の人に決まっているので、「眼鏡に適う」は一般の辞書に見られる解説「目上の人に認められる」という意味になるのである。

 (KAGAMI & Co.)

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