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この日本語辞典の使い方(ホーム)「の」で始まる言葉>脳裏に焼き付くの意味

カテゴリー:慣用句

カテゴリー:感覚、感情、精神状態

脳裏に焼き付く

のうりにやきつく

 脳裏に焼き付くとは、強い印象として記憶に残るという意味。「彼の表情が脳裏に焼き付いて離れない」と言うと、「彼の表情」に発言者が強いショックを受けたことがわかり、それは別れ話とか、もっと深刻な状況での彼の表情であったと想像される。少なくとも、おちゃらけたヘン顔が「脳裏に焼き付いて」いたわけではないことは確かである。

「脳裏」は脳の裏側という意味。脳はひとかたまりの物体なので「裏側」はなさそうだが、この「脳裏」は、脳を頭蓋骨のような容器状のものと見立ててその内側のことを言っているものと考えられる。「焼き付く」は、写真が印画紙に定着される、つまりプリントを言ったもの。というわけで、容器に見立てられた脳の裏側に、プロジェクターで投影した映像が映され、それがプリントのように定着していつまでも残っているというのが「脳裏に焼き付く」ということになる。(VP KAGAMI)

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