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この辞典の使い方(ホーム)>「か」で始まる言葉>語るに落ちるの意味
カテゴリー:慣用句
語るに落ちる、問うに落ちず語るに落ちる
かたるにおちる、とうにおちずかたるにおちる
語るに落ちるは、「問うに落ちず語るに落ちる」の略で、人から問われると用心して秘密をもらさないが、自ら話をすると思わず口に出してしまうということ。相手の秘密を聞き出したいときは、その人をおだてて自分はあなたの味方だと信用させ、酒でもおごりながらいい気分で言いたいことを言わせれば、勝手に自白するという取材テクニックの基本となる人間心理である。
刑事ドラマで、容疑者を逮捕する証拠が不十分な場合、盗聴器を身に付けた協力者を送り込み、容疑者が得々と自身の罪を語るのを録音させるといったよくあるパターンにうってつけの言い方がこれ。現場に乗り込んだ刑事が、容疑者にむかって「いまの自白は録音させてもらったぜ。問うに落ちず語るに落ちるたあ、おめえのこった。観念しな」(なんて歌舞伎の主人公みたいなことは言わないが)と、どうだとばかりに見えを切りながら言い放つシーンが思い浮かぶ。(VP KAGAMI)
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