top of page

適材適所

てきざいてきしょ

 適材適所とは、適切な人材を適切な場所に配置するという意味で、映画制作にあたってプロデューサーが、「あの女優をものにしたいから」とか、「有力なスポンサーの子息であるから」といった理由で起用するのは「適材適所」とはいえず、「動機不純」というにふさわしい。

「適材適所」は、日本では昭和以降、中国でも同じ頃使われ出した言葉とみられる。よく考えてみるとこの語、「適切な素材」と「適切な場所」と言っているだけで、漢語にしては舌足らずな表現(たぶん読み下し文にできない)なので、日本製ではないかと疑われる。

​©校長のかがみ

関連用語

bottom of page