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この辞典の使い方(ホーム)「さ」で始まる言葉>采配を振るうの意味

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采配を振るう

さいはいをふるう

 采配を振るうは、「采配を振る」に同じで、戦いや試合の指揮を執る、監督を勤めるという意味。ただし、「采配を振る」に比べて「采配を振るう」は、采配を振っている指揮者や監督の存在や指揮振りが目立っている印象がある。つまり野球で言えば、巨人の長嶋監督は「采配を振るう」であり、広島の古葉監督は「采配を振る」である(例えが古すぎるだろ)。この違いは、語尾に付いている「う」にある。「う」は古くは「ふ」と書き、反復・継続を表す助動詞「ふ」が接尾語化した語で、「語らう(語らふ)」「移ろう(移ろふ)」「住まう(住まふ)」などと使う。「移ろう」「住まう」は、移り続ける、住まい続けるという意味合いがあり、当初の反復・継続の意味合いが残されているが、親しく言葉を交わすという意味の「語らう」ではその意味合いが薄れている。「振るう」も同様に、連続して振るという意味はあまり感じられず、むしろ「暴力を振るう」のように、激しく振る、強く振るという印象が強くなっている。(VP KAGAMI)

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