頭が下がるとは、敬服しないではいられないという意味で、「彼の頑張りには頭が下がる」のように使う。「頭を下げる」は頭を前方に傾ける、または上半身を前方に倒す行為であり、早い話、お辞儀。お辞儀は、相手に感謝の意を表したり、相手が自分より上位であると認めたことを表す仕草であり、「頭を下げる」と言った場合は、自分の意思で頭を下げることになるが、「頭が下がる」と言うと、自分の意思はともなく、勝手に頭が下がるという意味合いになる。要するに、「あのやろう、態度でかくて気に入らないが、実力は認めざるをえない」という気分がこれである。

（VP KAGAMI）