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馴れ初め、なれそめ

なれそめ

 馴れ初め、なれそめとは、恋愛関係にある二人が知り合った初め、きっかけを言う。「馴れ」は「足が靴に馴れた」などと用いるように、お互いが違和感なく親しむ関係になること、「初め」は「桜が咲き初める」のように、し始めること。親しくなってなにを「し始める」のか知ったことではないが、「なれそめ」は親しくなるきっかけ、つまり「出会い」という意味にとらえておくのが無難である。

 結婚したり、婚約を決めたりしたカップルと話をするとき、「馴れ初め話」は適当なネタである。実のところ、そんな話は誰もたいして聞きたくもないのだが、その後のつきあい始めてからの話はもっと聞きたくもないのろけ話となるので、まあ我慢できる程度の話題として「馴れ初め」を尋ねるのが無難なのである。

​(VP KAGAMI)

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