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関連用語
鼻であしらう
はなであしらう
鼻であしらうとは、冷淡に対応するという意味。「あいつの願い出は鼻であしらっておけ」などと使う。要するに、「あいつの願い出」をことわることだが、「門前払いする」のように、相手に会いもせずにことわるのではなく、いちおう会いはするが、ばかにしたような態度でことわる様子を表している。これが、相手に同情するような態度でことわる場合は「丁重におことわりする」となり、一度願い出を受理するが結果的にことわる場合は「検討しておく」ということになる。
「あしらう」は待遇する、応対するという意味だが、もとは「あえしらう(あへしらふ)」で、「あえる」つまり「混ぜ合わせる」と「しらう」つまり「互いに行動をとりあう」の合成した語となり、相手をする、調子を合わせる、もてなすなどの意味で使われていた。しかし当初から、適当にもてなす、いい加減に相手するという使い方もあり、江戸時代から「あしらう」に変化して、その意味合いが現代につながっている模様。「あしらう」に変化したことから、「足蹴(あしげ)にする」のように「足で相手をする」というような意味合いも含まれたのかもしれない(これは私見にすぎません)。
(VP KAGAMI)
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